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人と地域に寄り添う
患者さまらしさを尊重できる作業療法士へ

住み慣れた地域で自立した生活を実現するために、作業療法士としての最新かつ高度な知識と専門技術を備え、ヒューマンサービスやライフサイクルに適したサービスを身につけ、地域を活性化できる人材を育成します。
※2022年から生活行為向上マネジメント 推進協力強化校となりました。
<生活行為向上マネジメント 推進協力強化校>

取得資格 (国)作業療法士(受験資格)
取得学位  作業療法学士(専門職)

“作業療法士”とは?

患者さまの病気・ケガ・老化などによる後遺症や障がい、生活の中で感じる不便さから、「その人らしい」生活を取り戻すために心と身体の治療と訓練を行い、目的達成のため、寄り添い、サポートを行います。
作業療法士は身体のリハビリテーションだけでなく、「こころ」のリハビリテーションも行います。

作業療法学科における3つの特長

  • 1作業療法で地域貢献する力を身につける

    地域における作業療法の役割や、地域に携わるさまざまな人との関わり方など、「地域」に関する幅広い知識を学び、患者さまがいきいきと生活するために貢献できる力を育成します。

    対応科目

    • 地域作業療法学

    • コミュニティ形成論
    • 地域社会論
    • 地域包括マネジメント論
    • 地域生活と健康など

  • 2子どもから高齢者まで網羅した学び

    「発達障害」「老齢期障害」など作業療法は幅広い世代で求められています。乳幼児期から老年期までライフステージ別で求められる心身の支援やケアの違い、それに対応した知識・技術のほか、さまざまな世代と関係を築くための高度なコミュニケーション力を身につけます。

    対応科目

    • 小児科学

    • 特別支援教育
    • 老齢期障害作業療法学
    • ライフサイクル論など

  • 3心と精神を学び、作業療法に活かす

    患者さまの心や精神を知ることで、治療に役立てます。また患者さまの家族環境、リハビリにおける家族の役割などを学び、患者さまやそのご家族に寄り添った支援のプロセスを身につけます。

    対応科目

    • 心理学

    • 人間形成論
    • 家族関係論
    • 精神障害作業療法学など

1

1多職種連携論

保健・医療・福祉現場においては各職種が連携し、利用者に総合的に支援することが求められます。
多職種連携論では、他職種の専門性を理解すると共に、職種間連携の課題について学びます。

2

1特別支援教育

教育現場で期待されている作業療法士の役割を広く知り、特別なニーズを持つ子どもが地域で生活するための支援方法を学びます。
学内外の機関や専門家と連携するための基礎的な力を身につけます。

3

1身体障害作業療法実習

様々な疾患に対する基本的かつ応用的な作業療法治療・訓練・指導技術を修得します。

4

1老年期障害作業療法実習

地域と連携し、地域住民との交流の場を設け、地域社会における現状と課題を理解し、評価の実践、生活指導を介入する体験を通じて、より高度なコミュニケーション能力と思考力を養います。

岡山医療専門職大学 岡山経営者論
岡山を代表する様々な分野の経営者ならびにイノベーターにより、新サービス・起業・新規事業展開・海外事業展開・地域創生(地域活性化)等をテーマに、企業・経営者の観点からサービスの創造に欠かせない思考と創造力を学びます。

岡山経営者論講師一部紹介(2024年度)

鴨井 尚志 カモ井加工紙株式会社 代表取締役社長

宮下 附一竜 宮下酒造株式会社 代表取締役

二神 雅一 株式会社創心會 代表取締役

山根 一人 株式会社アール・ケア 代表取締役

上野 宏一朗 岡山ビューホテル 代表取締役

小山 敏章 株式会社ケイ・クリエイト 代表取締役

臨地実務実習(臨床実習)

本学科では、臨地実務実習の体験を通して作業療法士としての実践力を高めるため、見学実習、評価実習、総合実習Ⅰ、総合実習Ⅱの4科目を臨地実務実習として配置しています。特に早い段階から実際の作業療法の現場を経験できるように「見学実習」を1年次から行っています。

  • 1年次見学実習

    倫理の重要性を学ぶとともに作業療法士の役割や多職種でのチーム活動の重要性を学び、専門職業人としての責任や役割を理解します。

  • 3年次評価実習

    現場で対象者と向き合い疾病による障がいや、地域生活の困難さを経験します。專門職業人として求められる基本的な対応力、観察力、評価技能、臨床的思考など、基礎的な臨床技能を涵養します。

  • 3年次総合実習Ⅰ

    評価実習と3年次前期までに学んだ知識と技術を統合し、専門職業人としての基盤的実践力を涵養します。対象者の抱える課題や地域の課題について「気づき」から問題を特定化しています。

  • 4年次総合実習Ⅱ

    專門技能錬成プログラムにより、理論に裏付けられた專門技術の更なる深い理解と応用力を育み、一段高い完成度と応用力を備えた即戦力を身につけます。同時に、展開力育成プログラムと連動させ、「気づき」から、アイディアへと煮詰め、現場のニーズを新たな形にしていきます。

作業療法学科における4つの領域

  • 身体障害

    病気や事故の後遺障害などからの回復、
    社会復帰に向けて

    病気や事故によって、身体に不自由を生じた方に対し、回復に向けた治療、生活の不自由さを軽減する技術、自立生活を援助する技術を学びます。

    • 脳卒中
    • 神経難病
    • 事故の後遺障害など
  • 発達障害

    障がいのある子どもたちの
    健やかな成長に向けて

    子どもを尊重し、身体とこころの発達を医学的知識を基に深く学ぶことで、脳性まひや筋ジストロフィー、自閉スペクトラム症などの家族の具体的な生活上の問題解決をサポートします。

    • 脳性まひ
    • 知的障害
    • 自閉スペクトラム症など
  • 精神障害

    生活の質(QOL)の向上、
    就労支援、社会参加に向けて

    病気や脳の働きを学び、精神の障がいとその回復の要因を理解します。精神の障がいのある方が、生活の質(QOL)を向上させ、就労・社会参加する援助をします。

    • 統合失調症
    • 気分障害
    • アルコール依存症など
  • 高齢期障害

    寝たきり、骨折、認知症など
    高齢者が抱える障がいの軽減に向けて

    高齢期に多い疾患や心身機能の低下によって生活に障がいをきたした高齢者を対象とし、心身機能と生活機能の維持・向上、余暇活動の開発をサポートする方法を学びます。

    • 認知症
    • 脳卒中
    • 加齢による障がいなど

在学生メッセージ

私が岡山医療専門職大学を
選んだ理由

幅広い学びで視野の広い作業療法士に

私は高校の部活動の練習中に大ケガをしてしまいました。担当してくださった作業療法士の先生に心身ともに支えていただいたことがきっかけで作業療法士を目指すようになりました。岡山医療専門職大学では作業療法士になるための専門的な知識を身につけるだけでなく、視野を広げるための幅広い学びがあります。患者様の変化や要望にいち早く気づくためには欠かせない力になると考えています。

後輩へのメッセージ

今は漠然とした目標しかないかもしれませんが、イセン大では様々な分野を経験されてきた先生方から学ぶことができるので、作業療法士としての可能性や選択肢をひろげることができると思います。

作業療法学科3年(香川県・高松南高校出身)

山元 太暉さん

友人たちとの切磋琢磨で成長を実感

少人数制の講義にはたくさんのメリットがあり、講義は落ち着いた雰囲気で集中して受けることができます。また先生方から声をかけてくれたり、気軽に質問をすることもできます。他学年の先輩や後輩とも交流を深める機会があり、勉強面で相談することもあります。勉強は大変ですが、友人たちと切磋琢磨しながら成長していることを実感することができています。

後輩へのメッセージ

私は高松市から通学していますが、広島県の三原市や福山市から通っている友達もいます。イセン大は岡山駅から近く、遠方の方でも通うことができるのもオススメのひとつです。

作業療法学科3年(香川県・高松東高校出身)

松原 百葵さん